7月29日五葉山のダムにて催し物があることを新聞で知り盛岡からでかけた。
途中国道107号線を旧道にそれて少友町に寄り道した。
古い建物が残るメイン通りの北側つきあたり、巌龍神社と背後の不動巌がこの町の名所。
巌龍神社のいわれ案内版。
拡大して読んでください。
山の神や金毘羅大権現や馬魂碑などの石碑が不動巌のたもとに建っている。
不動巌は大正3年岩手日報社企画の県内三景十勝に入選した。
ちなみにその他は、不動滝(二戸郡安代)・玄武洞(岩手郡雫石)なそうだ。
現在ではこの三景いずれも知名度は低い。
岩肌が登り龍のようにみえる。
相撲の土俵もある。お祭りのころは、さぞ賑わうのでしょう。
三景に入選した大正13年9月3日は報告祭りが盛大にとりおこなわれ、
頂上から国旗や提灯を吊り下げ、里神楽や獅子舞い奉納が乱舞し、夜おそくまで
小学生や男女青年団の提灯行列があり村民はもとより近隣の見物人の人出で
大変な賑わいを極めたそうだ。
小友は古来より金山が多くありました。
メイン通りの北側には蟹沢金山跡があり奥に冷泉が湧いている。
国道107号線にもどり荷沢峠に進む。
バス停に大洞金山跡とか大洞鍾乳洞とか大洞千本桂など案内がたつ。
能傳房神社107号線より100メートル奥にある。
金山にまつわる由来がある。
またここは何人にたいしても一生に一度必ず願いごとを聞くとつたわり
参拝する者年中途絶えず遠野近郷より農閑期には隊をなして詣でる者夥し
と書かれている。
厳龍神社にしても縁日におとずれてみたい。
小友地内107号線東西の沢には鮎貝、外山、仙内、大洞、藤沢、高坪、大葛、堂場、猫沢などの
たくさんの金山があった。
境界警護の新谷番所。
金山をめぐっての争いがあったようだ。
いまでは何もなかったかのように自動車で通り過ぎてしまう荷沢峠には賑やかな時代があり
痕跡がいくつもある。
すぐ東の住田町境を越えると男火山、女火山、火の土、奥火の土など鉱山に関連する地名が
あり、わくわくする。
奥新切には金売り吉次の弟の吉内が営んだ吉内金山があったとされる。
西には宮澤賢治が詠った種山高原がありこちらにも古来からの古歌葉金山などがある。
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