2011年5月18日水曜日

大槌中学校を訪ねました



5月16日地震発生から約二カ月。


校舎の周りには、がれきや船がのこっていました。


自衛隊のトラックや重機が、がれきの撤去作業を行っていました。


体育館は遺体安置所になっていたそうです。




校舎の一階は水没。

一階 天井に泥が残っていた。


外に見える川には清流に住むイトヨが生息していたそうです。

数十メートル先にはサケマス孵化場がありました。


川にも、がれきがあり以前のような清流に戻るには、まだ時間がかかりそうです。



                                                                                     
大槌中学校は吉里吉里中と大槌高校に分かれて間借りしていました。



先生は二校を行ったり来たりしながら、毎日の授業時間割を調整しているそうです。


吉里吉里中学の校庭です校庭の先にある建物は津波の被害をうけてます。

手前のバスも潰れています。

今回。の訪問は、日本からフランスに渡り30年間画家として活躍している友人が、被災にあった中学校に募金を渡したいということで、私の親戚がつとめている大槌中を紹介したのでした。


彼の娘が通うフランスの中学校で募金活動をしているのです。

お昼時間に訪問したので給食を御馳走になりました。

ご飯一膳、味噌汁一杯、さつまいもの天ぷらひとつ、これに 当日は救援物資の 紙パック牛乳一本と りんご四半分。

食べざかりの中学生には少なすぎる量でした。しかも肉魚が無くて炭水化物ばかりにかたよっているそうです。

しかし生徒たちは温かいご飯とみそ汁が頂けるだけでも感謝しているそうです。


私は復旧の遅れを強く感じてきました。


フランスとの交流が学校の明るい話題になればいいですね。