2011年11月7日月曜日

北上高地の秋

山形村戸呂町 付近
カヤを束ねている

集めた カヤで屋根を葺く
稲を干したハセを撤収していた
川井村箱石付近 閉伊川



豆柿の木が収穫の終わった畑にあった
黒い幹が異様な線を描く

豆柿は丈夫なので拾った実から苗をつくり
良質な柿の木を接ぎ木しようとおもう

井戸端会議 大根を洗っていた

ここの地名は鈴久名
北に逃げた義経と、義経を追ってきた静御前が再会した場所として
伝えられている

2011年11月6日日曜日

小安峡に足をのばす

 秋田自動車道・湯田錦秋湖SA
秋田の物産が販売されている。
岩手北上高地ではトチは食さなかった。
ドングリとは別のにがみ成分があるために
アク抜きすることができなかった。

いかの塩辛じゃなく、白魚やほたるいかを使っている。
魚醤のしょっつるもあった。
盛岡から2時間程で湯沢市に到着

稲庭うどんは岩手の稲庭岳にちなんだ命名かと思っていたが
湯沢に稲庭城があった
この辺りには稲庭うどんの工場が多く、
稲庭うどんの看板をかかげる食堂 も目立つ
コンビニや大手スーパーが無いので
昔ながらの商店があり街並みが残っている。

小安峡に至る
紅葉の谷底に 蒸気が噴出している
硫黄の臭いもする、まさに温泉郷にふさわしい雰囲気だ
小安温泉は湯量も豊富のようです
多くの温泉旅館が立ち並ぶ。

江戸時代に三河国渥美郡(愛知県豊橋市)から
信州・東北・蝦夷地まで旅をして、久保田藩(秋田藩)で晩年を過ごした。
旅行家・博物学者として知られる
菅江真澄の記録がある。
紅葉の峡谷には岩肌が露出した場所や滝もありみごとな景観です
冬には蒸気が氷柱になる。これをライトアップして 見せるらしい
無料で足湯に浸かれる場所も数か所ある

小安温泉より山奥へ進み
奥小安・大湯温泉にて温泉をいただく。
建物の左側に沢があり、
ここの川底からも温泉がわき出ていて
水量が適当 であれば入浴できる
この度はバッチリ楽しむことができた。

本館から露天風呂・川風呂 に至る通路も良い風情でした。
源泉98度で透明・肌に軟らかく、泉質は夏油温泉をおもいおこした
こちらは阿部旅館さん

そして泥湯温泉
看板に掲げているとおり毒ガスが発生しているので
そちらこちらに立ち入り禁止地区がある、
まさに活火山地帯 のど真ん中
ゆえに泉質がいい!

灰色の硫黄臭でトロッとした肌触り
底に温泉成分の泥が溜まっている
奥山旅館の露天風呂

 昔の建物がいかされている、山奥の温泉街
4~5件の宿がある
だいぶ日が暮れてしまったのでここまでで引き返す
見どころの多い一日でした
次回は佐藤養助稲庭うどんに昼食の時間を合わせたい。

さらに山深く行くと川原毛温泉があり
有毒ガスのため木々が枯れ荒涼とした風景なそうだ

そしてさらに山道を越えると
秋の宮温泉郷がある秋田県最古のひなびた雰囲気を味わえるらしい

2011年10月27日木曜日

salmon smoke in san-riku

津波で崩壊した三陸の各漁港に鮭がどんどん遡上してきている。
しかし収穫するための設備が復旧していない漁港が多い。
定置網の復旧は岩手県沿岸9月末時点で震災前の約30%。
資材不足、漁船不足、海中がれき未処理のため設置場所が無いことが原因。

許可を得てルアー釣りを行った。
chum(dog)     fising lure    return river 

今年は津波で逃げた養殖ギンザケが大量に水揚げされている。
小さいほうがギンザケ。
 coho salmon      small one
はらわたを取りのぞき全体に塩を摺りこむ。
数日日陰干しする。
たわしで洗い再び塩をほどこす。
これを三回繰り返す。
この時点で、肉が程良くやわらかくなり酒のつまみ状態になった。
 rub salt and drying
塩加減と干し時間と気温のバランスがわかってきた。
塩だけの味付けと、砂糖とスパイスをさらに摺り込んだものを燻製した。
鮭トバと、市販のスモークサーモンの中間のような仕上がりでどちらも好評でした。
finished smoke

2011年10月25日火曜日

鷲之巣金山

和賀・湯田・沢内には鉱山が沢山あった。
藤原黄金文化の支えになる有名な金山のひとつだ。
山頂は岩肌が露出している。

新しい案内板が設置されていた。
林道(舗装)を進むと湯川温泉郷に通じる。
旧秀衡 街道(徒歩)の道しるべもある。

紅葉がまっ盛りでした。
そして、とってもうれしい天然ナメコを発見!

天然ナメコの味噌汁。味香り粘りがつよい。旨い。からだがあたたまる。
ムキタケもありました。

2011年10月17日月曜日

あれから7カ月街の様子

 大槌町 義経ゆかりの駒形神社は壊れたまま。

三陸鉄道 山田町 レールが錆びて草がのびている。

両石町 水海海岸 がれきが山に積み上げられています。

両石町は建物が無くなりました。

鵜住居町の駅周辺 鉄骨のビル跡だけが残っている。

吉里吉里町 漁協のビルも撤去された。
以前はこの場所からは海が見えなかった。
がれきは魚港に積まれている。
仮設のコンビニと給油所が、ぽつんと建っている。

主要な交差点の信号機は回復していたが、まだ釜石市内では警察官が誘導していた。
釜石から宮古までの45号線ぞいの津波被災地は、
がれき撤去がかなり進んでいた。
コンクリート基礎だけが残り街は消えてしまった。
山田町ではスーパーマーケットが以前より立派な建物になってリニューアルしていた。

2011年10月13日木曜日

鞍掛山

             
10月11日ある情報を得て小岩井農場の売店に
廃版書籍「岩手の山名ものがたり」を求めにでかけた。
売店は新しくなり農場にふさわしいみやげものが豊富にございましたが
本はもういっさい置いてなかった。
ナラタケと栽培シイタケが売ってあった。

小岩井農場から車で5分
午後3時15分鞍掛山に登る。


午後4時25分山頂に到着。
途中見つけた食べられるキノコはムキタケだけでした。

鞍掛山の良いところは、手軽に登れるのに、
景色がすばらしい。
小岩井~盛岡方面の下界景色だけでなく
目の前に対峙する岩手山が圧巻です。
岩手山の下方は紅葉が始まっていました。

小岩井農場の緑と姫神山。

山道途中に石窯がある。
誰が、何故ここで、何を焼いたのか?

鞍掛山は岩手山の影にすっぽり隠れるので夕暮れが速い。
急いで下山した。

車で玄武温泉に向かう途中
網張り温泉から岩手山縦走してきた福島県の6人組に出会う
網張り温泉に送る。

登山コースは手入れが行き届き
登り口には情報センター、ソバ屋がある。
目と鼻の先に「お山の湯」温泉がある。
近くには網張り温泉、玄武温泉、滝の上温泉、雫石温泉がある。
登山後の温泉は格別でした。




2011年9月20日火曜日

昇仙峡に行く

 この水晶置物は私が20代に購入したもの。
水晶で有名な山梨県甲府市にある
日本一の渓谷美を誇る昇仙峡の主峰「覚円峰」を模した置物である。

甲府ではかつて水晶を産し、加工職人がいて、宝石店が街にたくさんあり
特に昇仙峡は水晶の店がずらり並んでいると聞いていた。
あこがれの土地だ。
遠路はるばる甲府駅にたどりつく。
駅周辺にも水晶の店が結構あるのだが、日帰りのため昇仙峡に予定を絞る。
甲府駅前バスターミナル発 昇仙峡 行きバスに乗り込む。

遠景谷間左側が、かの覚円峰だ。
その奥に水晶が採れた金峰山がある。
現在は資源が枯渇してブラジル、インド、アフリカ産の石ばかりである。
しかし優秀な加工技術があるので、今なお宝石のまちとなっている。
おおきな勾玉とか紫水晶のかけらとか数百円のものから数百万円、うん千万円の商品が
目を楽しませてくれる。
路地裏石垣に地元産らしき水晶発見。
地元産は先端は透明だが大部分が白濁して宝石加工に向かないらしい。
クゥオーツ時計など工業用に利用されたらしい。
私はこの石垣の地元産水晶が欲しかった。

                                   
瀑流とどろく 仙娥滝 台風の影響で迫力を増しているそうだ。
霧が舞い上がりぼやぼやしているとずぶ濡れになる。
加工行程などを見せてくれる店。
親切にいろいろ教えてくれたので お土産の石を購入。
三陸では久慈の琥珀や野田のバラ輝石・大船渡の化石・金山鉄山の鉱石水晶など
観光に利用できるものが多くあるが宣伝不足である。
岩手県は面積が広く、良いものが散在しているために遠方の観光客には不便さがある。
震災により三陸自動車道が早期完成に向けて動き出した。
完成すれば移動がスムーズになり名所・名産品をつないで、より観光が楽しみやすくなる。

甲府駅から徒歩3分、舞鶴城から甲府市内を望む。
晴れていればこの方向で富士山を拝むことができた。
左方向には甲斐善光寺がある、甲州ワインなど名所名物を次回の
お楽しみとして日帰りの帰路につく。

2011年9月11日日曜日

須川温泉その三

今回お目にかかった栗駒高原の植物
まもなく一面が紅葉に染まる




硫黄山 露天掘り跡