2011年9月20日火曜日

昇仙峡に行く

 この水晶置物は私が20代に購入したもの。
水晶で有名な山梨県甲府市にある
日本一の渓谷美を誇る昇仙峡の主峰「覚円峰」を模した置物である。

甲府ではかつて水晶を産し、加工職人がいて、宝石店が街にたくさんあり
特に昇仙峡は水晶の店がずらり並んでいると聞いていた。
あこがれの土地だ。
遠路はるばる甲府駅にたどりつく。
駅周辺にも水晶の店が結構あるのだが、日帰りのため昇仙峡に予定を絞る。
甲府駅前バスターミナル発 昇仙峡 行きバスに乗り込む。

遠景谷間左側が、かの覚円峰だ。
その奥に水晶が採れた金峰山がある。
現在は資源が枯渇してブラジル、インド、アフリカ産の石ばかりである。
しかし優秀な加工技術があるので、今なお宝石のまちとなっている。
おおきな勾玉とか紫水晶のかけらとか数百円のものから数百万円、うん千万円の商品が
目を楽しませてくれる。
路地裏石垣に地元産らしき水晶発見。
地元産は先端は透明だが大部分が白濁して宝石加工に向かないらしい。
クゥオーツ時計など工業用に利用されたらしい。
私はこの石垣の地元産水晶が欲しかった。

                                   
瀑流とどろく 仙娥滝 台風の影響で迫力を増しているそうだ。
霧が舞い上がりぼやぼやしているとずぶ濡れになる。
加工行程などを見せてくれる店。
親切にいろいろ教えてくれたので お土産の石を購入。
三陸では久慈の琥珀や野田のバラ輝石・大船渡の化石・金山鉄山の鉱石水晶など
観光に利用できるものが多くあるが宣伝不足である。
岩手県は面積が広く、良いものが散在しているために遠方の観光客には不便さがある。
震災により三陸自動車道が早期完成に向けて動き出した。
完成すれば移動がスムーズになり名所・名産品をつないで、より観光が楽しみやすくなる。

甲府駅から徒歩3分、舞鶴城から甲府市内を望む。
晴れていればこの方向で富士山を拝むことができた。
左方向には甲斐善光寺がある、甲州ワインなど名所名物を次回の
お楽しみとして日帰りの帰路につく。

2011年9月11日日曜日

須川温泉その三

今回お目にかかった栗駒高原の植物
まもなく一面が紅葉に染まる




硫黄山 露天掘り跡

須川温泉 その弐

秋田側の栗駒山荘
鳥海山を望む露天風呂が売り

 岩手側の須川高原温泉
今回はこちらを利用した
 須川高原温泉の大露天風呂成分表
日本随一の強酸性温泉 ph2.2
溶岩の小山が迫る
栗駒の雰囲気 を充分に味わえる
毎分の湧出量は6,000ℓ
溶岩の滝から流れ下る豊富な湯量
湯に浸かった感じは、これまでで最高だ。
熱め・濃い・いおう臭い・軟らかい・景観がいい
栗駒高原は噴火口や高山植物やら見どころが多く
登山・トレッキング後の温泉は格別であろう
Yくん壊れる寸前のサンダルのため
旧噴火口・硫黄山短いコースを歩いた
手軽だけどこれで充分大自然の迫力を味わえた。
すんごいよ。
紅葉の時期は駐車する場所がないほど賑わう

2011年9月8日木曜日

須川温泉へ その壱

8月29日 正午に Yくんと 盛岡~一関~須川温泉へ出かける。

ここ一カ月時間を見つけては岩手・泉質効能優良の温泉をめざしている。
結果的に山奥秘境系温泉になる。
あまりにも頻繁に出かけるので、お互いにあきれている。
若いころのYくんは、にぎやかな海か街に遊びにゆく人だったが、
近頃は徹底的に山登りと温泉になった。

 一関の道の駅にて
県南水沢・江刺では南部鉄瓶が有名だ。
南部鉄瓶は道具として優秀だが
置物として飾ってもよい。
タケノコの干し物
盛岡には竹が少ないので珍しい。
うまいのかな。









一関では来客があると餅をふるまうというが
食堂のメニューにも餅のお膳がありました。



 納豆餅、えび餅、青豆をつぶしたずんだ餅、小豆餅にさまざまな薬味が付いている。

餅は腹もちが良い。
昔のマラソン選手が試合前に食べた?





こっちのは蕎麦やおしるこも食べることができる。

4年前の大地震で壊れた祭時(マツルベ)大橋がモニュメントとしてそのまま残っていた。
ここは震源が近く、あたり一帯が大崩落した。 迂回道路がやっと復旧したばかりだ。
ここから須川温泉までの間も至る所で道路が寸断された。   大地震が続いている。


2011年9月7日水曜日

シイタケがでた。

これらは8月25日現在・家の周りの写真
雨があたり、風とおしの良い日陰に種付けをしたホダ木にシイタケが生えた。
採れたてを食せることは、うれしい。
6月成長期中に移植 して心配したナツメ。
一か月ほどぐったりしていた。
さらに生き残った葉がハキリバチに全て食べられてしまった。
しかし8月に新しい葉がぐんぐん伸び
緑色のちいさな花もつけた。
今年は実が採れるのだろうか。
以前いただいたナツメの実を砂糖と焼酎に漬けて果実酒とした。
滋養によいという。
私はナツメヤシの実と勘違いしていた。

ムラサキシキブの花
秋には濃い紫色の小さい実の塊になり
とても美しい。
1センチくらいの、黒い綿毛状花芽が数日でギューンと10センチに伸び
豪華で白い清廉な花を咲かせる。
唾を呑むようなみごとな花である。

2011年9月1日木曜日

夏油温泉その弐




いよいよ最奥の夏油温泉に到着する。
夏油高原スキー場から道路の幅が狭くなり
5~6㎞ほど進んだところにあり、
まさに秘境の温泉の名にふさわしい


昔なつかし風情を漂わせた食堂、売店、自炊館などが並ぶ。
お風呂は大人500円。
この通りの左下に川が流れていて
川に沿って5つの露天風呂がある。
この他に館内の風呂が2つあるらしい。

まずは最も上流の「大湯」に向かう
ここは47度の激熱湯である
三人の先客が居て、みなさん静かに耐えながら浴しておられた。
Yくんも堪えながら首まで浸かった。
私は膝まで入って素早くあがった。熱いというより痛い。
他の風呂で馴らしてからもう一度挑戦ということで
川をくだり歩く
この「真湯」が 私にはちょうど良い。
各露天風呂には、それぞれの源泉が浴槽脇あるいは底から注がれ温度がちがう。
すべての露天風呂に入り、最後にふたたび「大湯」に挑む。
騒ぎながらなんんとか首まで浸かる。5秒が限界。足の甲が痛くて耐えきれない。
効能のひとつに虚弱体質とあったが精神的に鍛えられそう。

元湯夏油のとなりに夏油山荘があり、玄関の向いに「駒ケ岳・登山口」
「洞窟風呂」の標識あり。
家に帰ってから調べたら、
現在は使用されていないが、
結構奥が深い自然の洞窟に温泉が湧いて利用されていたらしい。
さらに奥夏油温泉なるものが存在することも確認した。

山歩きが好きな私にとって、県内にもかかわらず訪れたことのない地域でした。
とても楽しみにしてました。
期待に違わず、豊かな自然・なつかしい雰囲気の旅館・名湯を味わえました。