2010年3月22日月曜日

気仙地方の金山











先日気仙地域の金山ツアーに参加してきました。
藤原黄金文化のささえ原点となった金山跡を実際にみることができて、とても有意義でした。
大谷金山・鹿折金山・玉山金山を地元ガイドさんの案内でバスめぐりしてきました。
岩手宮城にはたくさんの金山跡が伝えられていますが、
観光として訪ねやすい環境がまだまだ、ととのっていません。
多くの金山跡は埋もれて藪の中にあり、探し当てるのも困難です。
(リュック水筒に地図を携えてさがすのも魅力ですが)


しかし今回訪ねた金山では資料が保存されていて
地元の方が歴史文化を伝え残そうとしている熱意がつたわりました。
鉱山が稼働してにぎやかだったころに働いていた方々がおいでになり
ツアー参加者のために資料の説明をしてくださいました。
ガイドさんも地元で代々金山にかかわってこられた家系のかたで
金にまつわるお話を広く深く語ってくださりとても参考になりました。



砂金とり体験をして4粒の金をみやげにできたこともうれしかったが。
現場を実際に見て金鉱山で土にまみれて過酷な労働をしてきたひとたちを想像し
いいつたえの話のおくにある、昔の人々のおもいを垣間見ることができたことが収穫でした。



藤原氏の黄金文化は権力者の身を飾るものではなかった。
過酷な労働で亡くなった人々も仏に召されたのだとおもえたならば救われたのでしょう。
搾取された人々の恨み憎しみ呪いのうえに成り立った文化なのか、
人々の感謝のうえに成り立った文化なのか
そこに一万年続いた縄文文化を継承した最後の統治者ともいえる藤原氏の真価を見出したい。
























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