2010年4月16日金曜日

尺八用の竹をとる




緑が生い茂り、トゲのあるツル草などで足を踏み入れることができなくなる前に、
雪の残る藪を探索して歩きました。
すると尺八作りに使える竹がありました。
このあたりが自生する北限のようにおもいます。
尺八用の竹材は購入すると数万円しますから、
自然にあるものをいただけるのはありがたい。
発見後の翌週に、道具(熊手スコップのこぎり)を揃えて
わくわくしながら楽しんで掘り出しました。初体験です。
太い根が地中深くあり、細かい根がびっしりとりまき、
土だけでなく小石をはさんでいるため骨の折れる作業でした。
売り物になるようなバランスのとれたサイズが一本、
そのほか製作練習用に数本を収穫。とにかくうれしーい。
沢で根の土落としをするがほとんどおちません。
傷つけずに完全に取り除くのには箸のようなものでつつき
細かい根をすこしずつ切り、水で洗うことのくりかえしをする根気のいる作業です。
時間をみつけながら数日かかりました。
それでも好きなことをやるものですから夢中になってやりました。
つぎに火にあぶって油抜き。
次に天日干し数日。色が緑から尺八色に変わる。
手間がかかるので購入すれば数万円するのは理解できます。
しかもこの後日陰干しを最低1年以上、通常2~3年するのですから。
さて今回収穫した竹は数年寝かして今後の楽しみにいたします。
毎年収穫してストックをふやしたいです。

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