2011年8月15日月曜日

大槌金沢金山

八月八日真夏。 川井村小黒は源義経の愛馬「小黒」の産地といわれている。
この近くの支流をさかのぼると道又とおなじ菊花石が採れるらしい。
支流入口確認。ジムニーが必要。
荒川高原の標識あり、大仁田牧場経由で行けるようだ。

新田牧場。
むこうにみえるのが白見山。左には長者森がある。
「昔遠足で牧場を登ったときに金山があった。」
地元出身の70歳代の人から白見山には金山があったと聞いた。
牧場は立ち入り禁止だが帰ってから調べると土坂峠から尾根伝いに長者森~白見山
登ることができる。
このふたつの山を源流に大槌川と小鎚川があり、川をはさみ、かつて金山があった。
大槌川上流・安瀬ノ沢から小鎚川・上長井に続く山道と、
大槌八幡・ヘダの沢 から小鎚川・下長井に続く林道の間の山・沢で
江戸時代に金を掘ったらしい。
私は地元の人に通行可能か確認して大槌川ヘダの沢を登り、平田坂越えることにした。
「光明洞」~「三光山」「元平山」などの金山があったらしい。



昨年暮れ大雪による倒木と、地震によるがけ崩れ・落石と、交通量の少なさで草木が道をおおい
新車が傷だらけになった。金山どころではなかった。
小鎚側に降りると立ち入り禁止になっていた。

大槌側ではシイタケ栽培で通行するようだが峠を越える車はめったにないようだ。




小鎚川・下長井から上流に向かう、水量もありとてもきれいな渓流です。

最奥の民家でうかがった。

80歳代の夫婦がいらっしゃった。

おじいさんが生まれる前まで金山が稼働していたそうだ。

写真の山が金山だと云われている。

「雲峰」あるいは「胡桃立」といわれた山か?

だいぶ以前に金山跡を案内してくれと頼まれたことがあったが

全然わからなかったそうだ。

「山を3年もほったらかしていれば草木が生い茂って跡かたも無くなる」

「100年前も前のことだからね」

「大槌の下屋敷にも金山があったそうだね」

などと語ってくれた。

大震災では物資の補給や病院通いなど、自衛隊に助けられたそうです。
現在は週に、2度バスが来るそうです。


手土産をもってもう一度訪ねたい。

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